DirectX EmptyProjectを使う その2


96KHz sampling   span=96KHz


48KHz sampling   span=48KHz

 1. DirectX EmptyProjectを使う その2
   
     scale、及び、FFTの結果、共に、前節の CDXUTLineManagerを使いました。

     48KHz samplingのdefaultの結果を見て頂くと、本来のシグナルと、imageとの差は、僅か 20dBです。

     これを、調整するためのボタンが、IQ Adjust ボタンです、後述。

     FFTの結果は、折れ線グラフです。

     これを、棒グラフにする事も、できるのですが、CPUの負担が重くなってしまいましたので、

     今回は、折れ線グラフを使います。

 

 2. IQ balanceの調整

     IQ Adjust Buttonを押すと、soundcardの入力の、gain と、phase のbalanceの調整ができます。

     左下に、balance 調整用のsliderが、出現します。

     今は、中心周波数 7056.2KHzで、7060KHzを入力しています。 (Soft66DB2 使用)

 

      gainのbalanceを調整すると、 signalと、imageの差は、40dB採れます。

 

      ここで、phaseのbalanceを調整すると、50dB採れるのですが、

      残念な事に、

      中心周波数から離れるに従って、gain 及び phase のbalanceの最良点が、違って来るのです。  

 

      中心周波数を優先すれば、帯域の両端のimageが、悪化します。

      帯域の両端を優先すれば、中心周波数付近のimage除去が、悪くなります....うーむ。

      あちらを立てれば、こちらが立たず......

      その点、Rockyは、凄いですよ。 IQbalanceを、自動で処理してます。

       

      まあ、今回は、phase balanceの調整は、諦めて、gain調整の一本で、行く事にします。

      すると、最良点で、image rejectは、40dB、最悪で、30dBです。

   H.19.6.6