ΔΣ-ADC実験編 その7 どうしても、decimationが必要みたい



 
1.56.8MHzのサンプリング周波数では、駄目そう


    7MHzの信号を、75tapsのfir filterに通す -> filtered 7MHzの信号と、7.1MHz(NCO)の、1bit信号同士の積を計算する。

    これを、行おうとしましたが、アウト!



    たった、75tapsのfir filterを通すだけで、FPGAで動作できなくなる.....

    これでは、アカンな.......

        で、どうするか?

2.decimationが必要

    計算のためのクロックは、113.6MHzと、高くしておいて

    サンプリング周波数の方を下げる(decimation) ->計算の時間に、余裕ができる。

    そんな、勘定を目論んでいます。

    decimationとは、データを間引く事ですね。

    そんで、単純に、間引く事をやってみました。





    尚、間引くデータは、7MHzと、7.1MHz sin波を、既に掛けたものを対象にしています。

    この際、ノイズの盛り上がりには、目をつぶりましょうね。 (ハードウェアで解決できるかも)


    先ずは、decimation無しの場合



    次に、56.8MHzを半分にdecimation



    56.8MHzの1/3のdecimation



    56.8MHzの1/6のdecimation



    ご覧のように、

      decimationの結果は、1、1/2、1/3、1/6と、分母の数を増す毎に

      100KHz出力と、ノイズレベルとの差は、小さくなります。

    100KHz出力のピークは、一定なのですが、

    ノイズレベルの方が、ぐんぐんと、上がって行きます、ぐんぐん..... とほほ (-_-;;

        これは、正しいdecimationでは、無いですね。

    で、色々探っていますが、ホロン様のHPを拝見して、解決できそうな気が、してきました、御礼。   

H.22.6.8