ΔΣ-ADC実験編 その13 1bitによるdecimation


Fs=177.5KHzにdecimation後のoutput(f=40KHz sin)
 
1.どうにか、decimationできました


    1bit入力信号を

         sampling frequency 56.8MHz -> down sampling  to -> 177.5KHz

    に、やっとの事で、down sampling できました。


177.5KHzでのsampling frequencyに、なりましたので、
ナイキスト周波数で折り返すような特性に、なります。

    SINC filter とは、moving average filter の事なので、

    1bit信号処理では、moving average filter として、処理しました。



    decimation後のfir filterは 101tapsです。

    例によって、ベタ書きになりました。



    sampling周波数が下がりましたので、以降は、シリアルのfir filterで、いけると、思います。  

    どうにか動作しますが、実際には、I,Q各信号に、同じ処理をせねばなりませんから、容量的に、どうでしょうかね...
 


    とにかく

    1bitの信号処理と言っても、fir filterの処理等、マルチビットの場合の処理と、全く同じです。


2.CIC filterが、うまく作動しない

    マルチビットのCICフィルタも、実験で試してみたのですが、

    それが、さっぱり駄目なんですわ......

    1信号入力ならば、simulationの段階では、きれいに出力されるのですが


    2信号の積の形で、入力された信号の場合は

    さっぱり、駄目なんですわ。


    つまり、

    CIC filterの後に、続くべきである、「fir filterの処理」 無しでは、

    出力は、綺麗に、ならない模様です。

        当然かも.....

H.22.8.7