ΔΣーADC実験編 その25 周波数変換を、2回行う


7000KHz input->182KHz->1800Hzと、2回の周波数変換を行った

 1.周波数変換を、2回行う

    第1局発: 6.81818MHz (50MHzを3/22に分周)
 
    第2局発: 180KHz    (NCO)

    第2局発を、VFOにするつもりです。 今は、固定周波数 180KHzです。

 



    1回目の周波数変換は、1bit信号同士の簡易的な積(EXNOR)を使用。

    2回目の周波数変換は、1bit信号同士の積として、適切なものを使用したつもりです。 (ΔΣ変調の部屋 参照の事)

2.適切であると思える1bit信号同士の積と、そうでないもの(簡易的な1bit信号同士の積)との比較

    「適切であると思える」と、書いたのは、

    「これでええんやろか」と言う、私の迷いからですねん、不安。

    1回目の周波数変換は、

    簡易的な1bit信号同士の積ですが、素晴らしい結果ですので、これを使います。

    1回目が、うまく作動するのは、入力信号が、bandpassフィルタを通っている事、

    及び、第1局発が、110dBCなので、元々、量子化誤差が小さいからでは、ないのかなと、思っています。

    問題は、2回目の周波数変換についての場合です。

    1KHzあたりの出力で、両者を比較します。(測定条件は同じ)
 
              適切であると思える1bit信号同士の積                                    簡易的な1bit信号同士の積(EXNOR)

    ノイズフロアが、18dB位も違います。

        「適切であると思える1bit信号同士の積」の場合でも、3次、5次の高調波が見えますが

    Pulse Density Modulationを使って、パルス密度で、1本の信号線にて、出力していますから、

    こうなるのでしょう。

    それに、CICフィルタも、fir filterも一切通していません。

    ここは、やはり、「適切であると思える1bit信号同士の積」を、使うべきでしょう。

    で、

    どんなHDL記述かと、言いますと

    、「適切であると思える1bit信号同士の積」の場合
    

    簡易的な1bit信号同士の積の場合


    そして、「適切であると思える1bit信号同士の積」の場合

    ISE12.2のreportは 






    これらは、全て、片チャンネルでのreportです。

H22.11.30