ΔΣ-ADC の原理 その4 simulation 終了か...


丸で囲んだR1,C1の値が重要です

Qの出力を、100KHzのLPFを通して見ました(入力: 50KHz 1mVp 50Ω)
これは、あくまで、入力を、そのまま出力した場合です。

1.simulation 終了かな?

    結局、最初の図の回路になりました。

    積分回路のC1の値と、Q出力のフィードバックと、入力との比を決める、R1の値が重要でした。

    R2は4.3KΩに限るわけではなく、適当です。

    R1も、R2 の整数分の1と限った事ではなく、R2との比が重要です。

    delta_sigma_LT1807.asc.txt

    この回路では、1mVpの電圧を、感知できませんでした、とほほ。

    これが、不満な点です。

    改良の余地あると思いますが、まだ、思いつかない....

    simulationでは、2.5mVpなら、検知できるようです。

    おっ、いい案が浮かびました!


    レベルシフト回路の所で、入力を10倍増幅するのですっ。




    いやー、良くなってきました.......ほんまやろか?

    1mVp入力ですのに.....
    
    尚、74HCXXX.lib と、シンボルファイル は、yhooのLTspice User group に入り

    Files>Lib>Digital74HCxxx から
  
    74hc.lib をgetし、SwitcherCadの lib>sub に入れ

         それから、74HC.zipを解凍して、シンボルファイルを入手して、

    SwitcherCadの lib>sym>Digital 内に、格納して下さい。

    

   
2.その他のsimulation 結果

     simulation結果は、cutoff 100KHz LPFを通しています。
     


    
    input: 0.5Vp R1=430Ω C1=10nF

    V(cmp) の基準電圧は、安定しているが、 input 0.5Vpはオーバースペック。



    では、

    R1を430Ωから、R2と同じ 4.3KΩにすると(入力は同じ)

    いい結果が出ます。





次は

    入力:10mVpで、R1は430Ωに戻して、C1を33pFに変えてみました。



   基準電圧 V(cmp)が、激しく揺れています。


    スペクトラムも、ノイズが多い

    で、

    C1を10nFと、元に戻して、入力は10mVpで、同じ





そんなんで、R1,R2,C1は、要調整です。

H.22.1.18