SH7047Fボード(ベストテクノロジー社)と、D/A変換に、日立のHA19505(10ビットD/Aコンバータ)を用いました。
このHA19505の特徴は、データシートによると
10ビット分解能
変換速度 40MHz(Min) !!!
単一電源操作 +5V
デジタル入力レベルおよび、クロックレベルはTTL、CMOSコンパチブル
基準電源内臓 +3V
低消費電力 225mV(Typ)
それから、出力インピーダンスは 55(MIN) 75(TYP) 95(MAX)
日本橋の、シリコンハウスの店頭で、たまたま、見つけたました。(¥530也)
D/AコンバーターICを使った事がなかったもので、
一回、どんなものか知りたくて、買ってみました。(インターネット通販では、この型番は出ていなかった...)
「精度の良い基準電源を内蔵しており、すぐれた耐ノイズ特性が得られます。変換速度はFCLK=40MHzと高速で
デジタル信号をアナログ信号に変換できます。このため、ビデオ信号、グラフィック、ディスプレイなどの高速画像処理
用途に適しています。」 (同データシート)
後で、解ったのですが、内部基準電源+3Vで、アナログ出力電圧は、4V〜5Vの間の約1Vです。
この1Vを、10ビットですから、1024段階に、識別しよる訳です。
アナログ入力増幅のオペアンプ(4580D)は、CPUの内側に入れましたので、コンパクトに出来ました。(100x70ミリ)
オペアンプは、必ず、位相補償(1000pF)を入れます、電源のデカップリングは、CPU,IC共、必ず必要です。
ベストテクノロジー社の7047Fボードには、GCC developer liteが付属しています。
しかし、モニタープログラムは、やはり、htermを使いたくて
結局、レネサス社のHigh-performance Embedded Workshop HEW3評価版をダウンロードしました。
私ごとき者に、HEW3等を動かす為の、keyfile を、メールにて、お送り頂き、レネサス社に感謝いたします。
早速、SH用のモニタープログラムを拾ってきまして、HEW3にて、ビルドし、htermにて、目出度く
開発環境が整いました。
(HEW3評価版は、来年2月末までの命ですが、コンパイラ等は、継続して使えるそうで、あります。
HEW3評価版の、期限が切れた時のために、
HEW2で動く、 KPITのTOOLS を使ったものを用意しましたが、
htermで、プログラムをロードする時、チェックサムエラーが出て、NGでした。
それに、使い方が、いまいち解ってないんです。
チェックサムが1の補数と言うのは、世界水準じゃないみたいや...
2の補数から1の補数への変換プログラムもある(http://hamayan.ddo.jp/~hamayan/so-net/download.html)けど
そこまで、したくないな...
H8-3664Fで使った、sin波形生成プログラム(テーブル参照方式)をSH7047Fで試してみました。
(V/div は、10倍します。)
無負荷
負荷=50Ω
えらく、きれいやで...
スペアナの観測では
無負荷
負荷=50Ω
スペアナの観測( span=1MHz )
サンプリング周波数は785KHz!
(システムクロック=24.576MHz。 システムクロックの最高は 49.152MHzまで。 まだ、半分やで!
周辺I/Oクロックは 24.576MHzで、同じ。)
このD/Aに与えるクロックは、CPUのCLKでも、なんでも、いいのですが、
私は、ソフト(プログラム)的に与えました。
つまり、
PE.DRL.BIT.B12=1、0の部分です。
次なる実験は、ディジタルフィルタ(漸化式)を用いたsin波の発生です。
結果のみ、載せます。
これも、大変、純度が高いsin波ですね...
右側は、サンプリング周波数の左右に存在する、エイリアスだと思います。
これは、どうも、違うみたいです...
この方式で、私が、まだ、不完全なのは、計算の周波数に比べ、実測は、計算の1/2近くの周波数になっている事です。
これは、C言語で書いた為でしょうか?
現在、調査中ですねん....
H15.12.1
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