再度検討、中間周波増幅回路

1.IFT買ってこな...

前節で、さあ、作ろうと思ったら、455KHzIFTが、底をついとりました...

買に行く前に、再度検討すると

微弱なアンテナ入力を、全く増幅できない事に、気づきましたわ(^_^;;

そこで、ゲインを取るために、2段にしました。

最終的な回路は、これです。

MATH

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単に、2つ繋げただけです。

最終的に、ゲインは、65dB位に、落ち着きました。

これで、S9+60dBの入力に対しても、(シミュレーションでは、)歪みません。

MATH

欲張れば、100dB位取れますが、不都合が....後述。

2.AGCに関する資料が、少ないのですが...

どの段階で、AGCを効かせるのか、まだ、よく解っていませんが

自分なりに、工夫して、

S9+60dBでも、歪まないように、設定しました。

3.100dBのゲインを取ると、不都合が...

不都合が、起こるのは

AGCの効き具合に関係しています。

つまり、下の図の、赤丸の部分の設定が、問題になります。

MATH

この設定では、過大な入力に対処できなくて、歪むのです。

ゲインは100dB近く取れるのですが

MATH

出力が....

MATH

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この原因は

過大な入力(S9+60dB)の場合、

2段目のFETのドレイン電流が、ゼロになる時期が、できてしまう、からです。

MATH

拡大すると

MATH

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ゲート電位を、見てみましょう

MATH

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これでは、FETが壊れてしまうっ、ちゅうに....

先ほどの、悪いほうの回路の、赤丸の部分の値を500Ω~1KΩに設定すると

改良されます。

つまり、後段のAGCの効き具合を、緩めるて

ドレイン電流がゼロになるのを、避けるのです。

MATH

ゲート電位も、改良されました。

MATH

その代わりとして、

出力は、S9の入力と、S9+60dBの入力で、大きさが変わってきます。

歪むより、いいではないかと、思うのですが...

MATH

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後段のFETのドレイン電流も、改良され、

ゼロになることは、ありません。

MATH

拡大すると

MATH

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ゲインは、減少します、約63dB。

MATH

このゲインですと、

アンテナ入力が1μVp$\Rightarrow $中間周波段入力8μVp$\Rightarrow $中間周波出力は、

計算では

MATH, 解は: MATH

シミュレートでは、ちょっと少ない。

MATH

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ですので

低周波増幅段で、30dBとれば、0.3Vpには、なりますから、聞こえるんとちゃうやろか?

そう言えば、NFが気になりますね。

シミュレーションでは、メチャ優秀です、ほんまかいな...

MATH

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4.3段の中間周波増幅は?

こんな風な、回路になると、思うのですが、

これは、設定が難しいやろな...

MATH

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これは、今後の課題と、言う事で....

今は、2段が、丁度いい位の段階です。

やっと、作る気になってきました...

インピーダンス高いから、発振せんとてな....お願い。

H17.3.18

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