2段中間周波増幅器の製作

1.設計の変更

大きな変更は、ありませんが、2箇所ほど。

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前回、大きな信号にも、耐えられるようにと、ゲート2の抵抗の値を500Ωに変更しましたが

元の値に戻しました。

理由は、

この抵抗は、初段のFETの負荷にもなるわけですが、

ここでゲインを落とすよりも、むしろ、

終段のドレインの負荷の値を小さくしたほうが、最適負荷に近づくから

です。

したがって、

ゲートの抵抗を、元の60kΩに、

終段の負荷を2kΩに

変更致しました。

2.製作の手順

例によって、PCBE.EXEのお世話になりました。

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AGC回路など、はじめてなので、配置は、うまくないです。

インピーダンスの高い、ドレイン負荷の所も、結構引き回しました。

しかし、うまく動いてくれました、発振も無く....

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基板は、手彫りです、なはは(^_^;;

エッチング等、面倒なもんで...

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10mm角のFCZのIFT(455KHz)が、やけに、おおきい。

2SK241は、シミュレートのものとは違い、Idssの小さいほうの、2SK241Yです。

こんな大事な時に、無選別なんですわ...Idss位、揃えんかいと、怒られそう...(本来ずぼらなんです、わし).

3.特性の一部

対入力の特性等、まだ、とっていません。

とりあえず、70dB位のゲインと、AGC電圧の確認、それと、大きな入力を入れても、発振しない事を

確かめました。

ゲインの観測です。

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70dB位のゲインが、観測されました、ほっ、よかった。

IFTの2次巻き線を使わないと、FETの2段でも、結構ゲインとれますね。

出力インピーダンスを、上げると、

もう、10dBは、とれると思うけど、発振が怖い....

入力レベル(入力換算70dBμ)で、大きなAGC電圧が、発生しています。(マイナス0.969V)

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この入力レベルで、もう、既に、飽和しています....

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AGCの測定方法は、今、勉強中です。

結果は、次回に。

H.17.3.24