R8C/15、rmpa_w()関数で、firフィルター

0.おもしろ発見を、追加

コンペア1のレジスタ TM1=256 に、採っていましたが、この値を操作すると、

上図のように、80dBにも、及ばんと言う、フィルターが、できました。(これは、もう、8ビットでは、ないでしょう)

つまり、TM1=253に採ったのです。(これ以下でも、同じような特性に、なります。)

本文の、第三節、 3.係数が60の、バンドパスfirフィルター の実験結果と比べますと、わかりやすいです。

firフィルターの、係数の数60も、まったく同じ。

ただ、TM1=256か、TM1=253か、それだけの違いです。 プログラム4

この違いは、めちゃ、大きいで....

                        TM1=256                                                                                 TM1=253 or less

なんで、そうなるの? 

解らん... 聞かんといて...

 

では、実験結果の、下の櫛状の成分は、何? 

これは、トラジェネの出力をOFFにした時の、マイコンからの出力そのものです。

これ、何とか、取れんかな....

--------------------------------------------------------------------------------------------------------------

 

1.PWMの、仕組みは?

タイマーZ、又は、タイマーCのコンペアマッチを使えば、PWMができる事が解りました。

しかし、仕組みが、よう解らんので、

もうちょっと、調べて見ました。

以降の結果は、全て、ローパスフィルターを通さないで、観察したものです。

(ゼロ時ホールド効果だけが、フィルターの右肩下がりに、影響します。...ローパスフィルターを通さないのですから..)

タイマーZを使って、プログラム1

 

(tzsc+1)+(tzpr+1)=256 の関係で、tzscと、tzprの値を変えて観察しました。

 

基本となる周波数と、その整数倍の波形が観察されます。

そうしますと

これは、「フーリエ級数における、フーリエ係数の大きさの変化」

を、見たものだと、言うことが解りました、フムフム...

パルスの幅を変えることは、

基本周波数(周期)一定で、その整数倍の関係にある、周波数の、フーリエ係数の大きさの変化を、もたらすようです....

 

2.係数が30のfirフィルター

プログラム2 (積和のrmpa)関数は、long型のrmpa_w()を採っています、すぐ、飽和するから...)

マクロでみると、こう、なっています。

78.41KHzは、PWMの周波数です。

(ローパスフィルターを通さないから、大きな振幅になっています。

 この周波数は、firの係数の数で、多少違ってきます。)

 

firの係数の数は30なのですが、

firフィルターのサンプリング周波数は、33KHzも、あります。(H8 3664Fでは、アセンブリで、10KHz位に、なるのに...)

8ビットの限界である、50dBを、きっちり捕らえていますね...(実は、Q14に、採っています。)

これが、Q7ですと、

もうちょっと、特性が、悪くなります。

それから、

メイン関数の所で、操作するのと、割り込み関数の所で、以下の操作をするのと、どちらがよいか、調べました。

while(adst==1);

data[59-i] = data[29-i] = ad;
total=rmpa_w(0, 30, fir, data+29-i); 

if (++i==30)i=0;

total=total>>7;

tm0=(char)total;

adst=1;

普通は。メイン関数の所で、操作するのが、速いと、思われますが、逆でした...

メイン関数の所で、操作するほうが、そうでないものより、サンプリング周波数は、下がりました。(約4.4KHzの差)

以外や....

 

3.係数が60の、バンドパスfirフィルター

プログラム3

けっこう、いけてますね....

ローパスフィルターとは、逆に、Q10,14では、正常な動作を、しませんでした。(フィルターに、ならない)

Q7で、正常なBPFに、なりました....???

Tracking Generatorの、入力の大きさによっては、ちゃんとした、BPFに、なりません、要注意!

(リファレンスレベルは、変えていません。)

TG LEVEL -20dBと、-30dBでは、特性が、大きく、違ってきますわ....

 

入力の大きさの、管理が必要な、ようですね....

 

H.17.5.23