
コイルLのラプラス変換は

前回と同様に
ラプラス変換した回路の方程式は

より、伝達関数H(s)は

(1)

)の時
を調べてみましょう。Pole-zero Plotsを理解するのに、便利なソフト Filter Free3.0(Nuhertz.Technologies www.nuherts.com)
で、pole、zeroの意味を探ってみようと思います。(インターネットって、ほんと、ありがたいです。)
1次Low pass Filter(pass band
frequency=8MHz,Butterworth特性、信号源抵抗0負荷50
の純抵抗)
メイン画面です。

ここで設定し、FrequencyResponseボタンを押すと、下図が表示されます。

どういうサ-キットになるかも、描いてくれます。

そして、伝達関数は

そして、Pole-zero Plotsです。

これを見ると、poleが1つです。
(1)式の伝達関数は

(1)
で表されましたから,H(s)を変形すると

(2)
に、なりますから

と比較して、

と、言う事になります。
結局、
poleの位置は、s-平面の

を表しており、減衰の周波数特性を見ると、
電圧で約-3dBの位置を示している。
つまり、
poleは、カットオフ周波数
を表しており、
その値は
から求まる!!!
その事を数式から試してみましょう

(2)
から、

より

カットオフ周波数では、電力が
になりますから
求める
は、以下の方程式を
について解くと

解は:

!!!
位相のずれは、45度です。
やっと、解ってきました。

上記の条件で、フィルタの次数だけを2にあげてみました。






これの解析は、又の機会に。
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