FIlter Basics 3

今回も、Nuherts 社のFilter Free3.0のお世話になります。


fiter_3__1.png

周波数表示はrad(ラジアン)にて行います。

見やすくするために、PassBand Freq.(-3dB)は1radにします。

信号源は、50$\Omega $のresistanceを持ち、負荷も同値とします。

フィルタはButterworth特性。

周波数軸のスケールもラジアンとします。


fiter_3__3.png

負荷は、抵抗とコンデンサの並列ですから

負荷 MATH

回路の伝達関数は

$H(s)=$ MATH(1)


fiter_3__7.png


fiter_3__8.png


fiter_3__9.png

今回のPole zero Plotsでは、poleが2つです。

このpoleは、虚数部を持ち、互いに共役な点です。

原点からの距離は、共に1となり、

このpoleは、原点を中心に半径1の円上にあります。

その円が、虚軸(j$\omega $)と交わる点$\omega _{c}=1$が,CuttOff周波数(-3dBの減衰点)になります。
fiter_3__12.png

伝達関数(1)式は

MATH

でした。

今、MATH

と仮定すると

(normalizeしたいのですが、この辺がよく、わからないです)

MATH

となります。

一般に、

ノーマライズされた、n次のButterworth特性のフィルターの周波数特性は

MATH(2)

と表せ、この時のk番目のpoleの位置MATH

MATH

$\omega $kMATH

と表されるそうです。

では、やってみましょう。

今、次数はn=2ですから

1番目のpole位置 (MATH)

MATH

MATH

2番目のpoleの位置 (MATH)

MATH

MATH

となり、実は、シミュレーションのpole-zero plotsと同じになってます。

従って、伝達関数$H(s)$も同じになると思われます。

MATH

MATH

と、同じになりました。

ノーマライズが、私の宿題に残りました。

This document created by Scientific Notebook 4.1. この文書は次の製品で作成しました Scientific Notebook 4.1.