コイルL=1H、抵抗R=1 角周波数=1(2f=1になるように周波数f=0.15923)の各常数で回路を調べる。
方程式の一般解は:
になります。
(私は解き方をしらんので、計算エンジンに解いてもらった)
ここに、上記の諸常数を入れてやると、この解は
(1)
と求まり、グラフは
こんな感じですが、t0の範囲を拡大すると
正弦波になります。
つまり (1)式の指数部分は、切り捨てて考えてよいと言うわけです。
結局、(1)式は
(2)
と考えてよい。
これをグラフで確認する。
赤の実線が(1)式、緑の実線が(2)式
ご覧のように、初期状態を除き、殆どグラフが重なっている。
また、(2)式は
(3)
と変形できますから、
となる角度、=を用いて(3)式を変形すると
(ここに、三角関数の加法定理が出てくる!!)
と変形できますから、
この回路に流れる電流I(t)は
元の電流に比べて
位相が 遅れ
振幅は 倍
になる電流が流れます。
ですので、抵抗R1に発生する電圧は
今の場合R=1ですから、
元の電圧に比べ、やはり、同じ位相遅れと、振幅を持つことになります。
1.2 同じ回路を複素表現で考える
先ほどの微分方程式は
となります。
ここから
と、直接求まります。
ですから、抵抗R1に発生する電圧は
ですから、元の電圧Vと比較して,その比は
となります。
ここで、具体的に上記の諸常数を入れてやると
となりますから、R1に発生する電圧は
位相で 遅れ、振幅は 倍となり、
微分方程式と同じ結果がでます!!!
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