複素フィルタを利用して、SSBにチャレンジ



 1. このフィルタなら...
 
     このフィルタは、cutoff周波数 1KHzの LowPassFilterを、10KHz だけ、複素周波数遷移して作った BandPassFilterです。 ( Blackman窓使用 )

   前節では、フィルタに、窓関数を掛ける事を、忘れとりました。

   フィルタに窓関数を掛ける例は、「ディジタルサウンド処理入門 青木直史先生 CQ出版 p.67 リスト3.1 関数Mファイル:FirLpf_.m」を、参照しました。

   もう少し、拡大致しますと、

 

 
   エッジ周波数は、11KHzですので、そこから、200Hz 上の周波数を、キャリアポイントにすると、80dBのキャリアサプレッションを、採れそうですね。

   エッジ周波数から100Hz 上を採ると、キャリアサプレッションは 50dB位かな....

   
2. 実際に、SSB信号を作ってみる 

 
   複素フィルタ方式で、やってみました。

   BPFは、0.2KHzから2.8KHzで、 複素第2局発は、10KHzに、採っています。

   複素フィルタ方式は、酔漢さんの「複素プロダクト検波」を、参照下さい。 素晴らしい実験を、なされています。


 
LSB  ( input signal=2KHz )

 
USB ( input signal=2KHz)

    もう少し、下側を、見てみますと

 

    USBを見ています。

    キャリアサプレッションは、 80dB位? 逆サイドバンド は、見えません...
 
    いつも、安定して、こう見えたら、いいんですが... 

    残念ながら、計算量が増えたせいか、不安定で、再び、音声が、ぶつ切れ状態です....

    SDR-1000(QEXの記事)を、調べてみますと、

    サウンドカードに、シグナルを入力する状態で、

   シグナルが、既に、I/Qに、分離されていて、計算量は、少なくて済んでいるようです。

   しっかし、SDR-1000って、凄い性能を持っているんやなあ... 欲しなってきたわ...

   POWER SDR(ソフト)も、どんどん、進化していて

   周波数変更も、既に、マウスでできるように、なってますし、IFシフトも、マウスで、できる...  .凄いわ
 

   
    私は、まだまだ、修行が足らんわ...
  
    H.19.2.21