複素フィルタを利用して、SSBにチャレンジ その2
input signal =
1KHz
1.USBを作成
上記の条件で、Single Side Band signalの内、 upper side
bandを、作ってみました。
酔漢様の、複素フィルタ方式を、使わせて頂きました。
carrier_offsetとは、carrier point
から、フィルタを、どれ位のoffsetで、置くかを、示しています。
今回は、200Hzではなくて、160Hzに、採ってみました。
今回は、filterの次数を、4096 point
に、しました、これでも、正常に動作するのは、嬉しいです。
その威力は、絶大で、
キャリアサプレッション
-110dB
逆サイドバンドサプレッション -110dB
が、観測されました。
ほんまやろか?
実は、入力を、もう10dB上げると、 上図のようになり、
carrier
suppression 及び 、逆 sideband suppression
は、120dBc 以下に、なりますねん、驚き!
sound card の line out
出力を、外部のスペアナ ADVANTEST TR4171 で、観測して見ました。
center freq. =9KHz ( carrier point )
どうやら、いけてるようですね。
次は、フィルタの切れ味を、見てみましょう。
input =
200Hz
input
= 150Hz
input
= 100Hz
carrier_offset
を160Hzに、採っていますから、cutoff point が、50Hz だけ、ずれましたね。
2. いい結果ばかりでは、無いです
キャリアポイントを、10KHzに採りますと、もう、メロメロで、測定すると、首を傾げたくなります。
これでも、オシロでの観測は、多少、波形が不安定になるのですが、まあまあです。
ベースバンドでの、スペアナの観測時から、そうなんですが、
3KHzの倍数の周波数での、観測は、非常に綺麗なのですが、それ以外の周波数の観測が、不安定なのです。
これが、私のプログラムのせいなのか? それとも、サウンドカードの特性なのか?
わからないのです。
なんせ、ASIOを使えるサウンドカードは、ProDigy7.1XT 1枚しか、持ってないもんで、比較できないのです。
今回は、まず、ご報告まで。
H.19.2.28