Soft66で聴く、アマチュア無線
Soft66の出力を復調し、自作のスペアナで観測する
1.Soft66の出力を、自作のソフトで復調する
私は、CQ誌12月を持たないので、Soft66DBを、直接お願いしました。
どうにか、復調できました。
現在は、周波数を上下に移動する機能しか、持っていません。AGCもありません。
しかし、Soft66で聴く、7MHz帯は、新鮮な感動でした。
綺麗な変調音を、お聞かせ下さった諸OMに、御礼申し上げます。
2. 自作ソフトの仕様
復調の手順は
複素周波数変換で、0Hzに持って来る。
次に、複素フィルタに掛ける。
これだけです。
つまり、酔漢さんの考案された 複素プロダクト検波方式です。
複素 fir フィルタの次数は
4096 ( 48KHz sampling時 )
2048 ( 96KHz
sampling時
)
です。
従って、鋭い特性のフィルタを得ることができます。
このフィルタは、overlap_save
法によって、可能になりました。
従って、基本性能だけは、PowerSDRに準じます。
しかし、PowerSDRをお手本にしたと、申しましても、中身の構成は、全く違います。
FFT: 大浦さんのFFT
複素プロダクト検波: 上記、酔漢さんの複素プロダクト検波方式
PortAudioASIO
: Ross Bencina さんのPortAudio
何れが欠けても、復調は、不可能でした。
以上の方々、及び、頭が固い私を、叱咤激励下さった、JI3GABさんに、深く、御礼申し上げます。
尚、自前の復調プログラムは、コンソール画面ですし、機能が全く不備なので、御見せできません、済みません。
送信につきましては、まだ、特定の周波数しか、きれいに送信できません。これからの課題です。
とにかく、送受信共、まだまだ、疑問点が、いっぱいです....
3. soft66使用時の注意点
私が、CQ誌12月号を持たないから、かも知れませんが、ひとつだけ、注意が必要です。
私の所では、soft66組み立て後、defaultで、PowerSDRを立ち上げて、SGから信号を入れますと、
30dB程の、イメージが見られます。
これを、修正する方法を、JI3GABさんに、教えていただきました。
SetUp
---DSP---ImageReject で、修正するのです。
これによって、大幅な修正が可能でした。
もしかして、soft66の凄い実力を、見誤る方が居られるたら、大変だと、思い、記述いたしました。
もしかして、CQ誌12月号に書いてあったのでしょうか?
私のように、本誌を、持たない方のために、老婆心まで。
H.19.3.28