ΔΣ-ADC実験編 その4 Q出力にdirectに積


A/D converter出力に、directに 7MHz sine波を掛けてみた(赤がQ出力、白が積の結果)

0.(追加記事)サンプリングを利用する方法の実験結果

    入力 7090KHz->A/D変換出力(サンプリング周波数 56.8MHz)->7100KHzで再サンプリング
 


     やはり、懸念していた通り、ノイズレベルが高すぎるかも知れない.....



SG出力 7090KHz 0.1Vp





    lattice PLL IP coreでは、

    clk7(7.1MHz)は、10MHz未満に設定できない仕様なので、verilogのプログラムで、clk(113.6MHz)を16分周した。


追加記事終わり。


1. これでいいのだ  

    A/D入力 7010KHz -> A/D 出力

    このA/D出力に、directに7000KHzを掛けてみた、simulation結果が上図のspectrumです。

    2つのシグナル 7010KHz、70000KHzの差、10KHzが観測されますが、ノイズレベルが心配でした。

        よさそう......






2.再サンプリングを利用する方法もある

    73. サンプリングすることは、AM変調のようなもの? でも、書きましたが

  「サンプリングすることは、いわば入力信号をサンプリング周波数でAM変調するようなものです。」
                     (Design Wave DSP処理のノウハウ CQ出版 西村先生)
 

    で、

    simulationをやってみました。






    できてる事は、できてるのですが

    ノイズフロアが上昇してる気がして、なりませんねん。

    これでいいのであれば、

    元クロックの16分周を、PLLで作ればいいだけで、

    出力も1ビットなので、以降の処理も楽ですね。    

    やってみる価値が、あるかも知れません。

3.A/D converter出力に、直接7MHzを掛けるには

    純度の高い NCO(DDS) が必要です。

    で、

    Lattice社のispLeverで NCO IPcoreを利用できないかと、考えました。



    このNCOは、凄い性能をもっています。

    Functional simulationも、できます。


    ですが......

    FPGAに実装できませんでした、涙。





    An IP license must be purchased to implement the IP into a lattice FPGA.

        ですって。

    
    まあ、まだ、こんな段階です。   
 
 H.22.4.28