ΔΣ-ADCの原理 その3 更にsimulate
1.レベルシフト回路追加
オペアンプは、LT1807を購入(SO08、単電源)。
最初、お得意の手彫りで、基板を作ろうと思ったのですが、SO08のサイズは、手配線が難しい。
で、やっぱり、基板をエッチングする事にしました。
単電源が便利なので、入力の信号をレベルシフトしなければ、なりません。
調べまして、オペアンプによるレベルシフトを採用。
その他、アンチアライアスの為の、7次チェビシェフLPFを付けました。(これは、以前作ったことが、あります。)
電源は
ここにも、オペアンプを使ったのは、入出力の分離のためです。(こんな使い方するんやろか?)
オペアンプで分離しない場合 オペアンプで分離した場合
2.LT SPICEの使い方で、知らなかった事
LT1807のシンボルを、右クリックすると ダイアログが出ます。
"Open
this macromodel's test fixture "を、クリックすると、
あれまあ
こんな回路が出ました。
出力回路の、ええヒントが、出ています
私は、以前から、「オペアンプの出力インピーダンスは、なんぼ?」と、言う疑問がありました。
で、この回路をみると
75Ωの伝送線路にインピーダンスを合わす方法は
Cで切って(しっかし、1000uFとは! そんなもん、あんの? )、75Ωを、回路に直列に入れるらしいのです。
これで、整合できているか、どうか、
先ほどの7次チェビシェフLPFで、試してみました。
50Ω伝送線路
Chebychef 7th
LPF
うーむ、確かにLPFの効果が、はっきり出ていますね。
3. TR4171は、壊れてなかった!
1年位前から、虎の子の spectrum analyzer
TR4171(ADVENTEST)の調子が、悪かったのです。
症状は、「電源を入れてしばらくすると、勝手にリセットが掛かったり、
画面が出なくなって、そのまま、動かなくなってしまう」と、言うものです。
私は、「多分、電源周りのコンデンサーが、へたってるのでは?」と、考えてました。
最近、ふとしたきっかけで、「電源スイッチを長押し」してみると
なんと、電源スイッチを押している間は、TR4171が、正常に作動するのです!
「スイッチが、へたってたんか!」 1年間、気がつかんかった.....
そらもう、スイッチの交換ですわ。
で、サイズを測ってから、日本橋に走りました、ノギス持参で。
3軒はしご..... おっ! 新しい店出てる 千石電商 ? (ウエダ無線の並びですわ)
聞いた事あるような、ないような.... 「千石通商」と、違うの?
店が増えたのは、うれしいですね (^_^)
ちょうど、よさそうなトグルスイッチが、千石でありました。
TR4171と格闘、2時間半。 重たー。
昔なら、腰やられた所です。
どうにか、取り替えました。 感動!
「TR4171さん、どうか、一生、私と、ご機嫌よく、お付き合いくださいね。」 と、言いながら
テクトロのプローブ電源1103(15,980円)を、仕入れておく
この根性の悪さ (^_^;;
H.22.1.14