ΔΣ-ADCの原理 その6 3次delta sigma ADC



voltage specturm of output (input: 0.2Vp sin wave)

 1.原点に帰る

    色々迷いましたが、付け加えたカップリングコンデンサは、全て外して

    皆様に御教授いただいた通りの回路に戻りました、なんのこっちゃ  (^_^;;


2.先ずは1st order delta sigma ADC

        
    
    (電源、クロック源は、 3rd order delta sigma ADC も同じです。)

    どういう風に、基準電圧(cmp)に収束するかを、調べますと

    先ず、step1(白色)が、4uSでVcmpに収束し、

    続いて15uSになると、step2(積分結果)が、Vcmp付近で振動します。

    
    
    step2(積分結果)が、Vcmp付近に収束すると、Q出力が現れます、理論は、解りませんが.....

    

    この回路及び、3rd order delta sigma ADC circuitは、

    積分する所以外に、C(コンデンサ)を使いませんから

    周波数に依存しませんよねええなあ。<-- あかんっ!、積分回路やったら、やっぱし、LPFやんか....(-_-);;  涙。

3.3rd order delta sigma ADC circuit

    冒頭に掲げた回路です。     
    
    

    各stepの動きは、 1st order delta sigma ADC circuitに、よく似ています。

    

        3rd order delta_sigma.asc.txt

4.1次 delta sigma と 3次 delta sigma を比較すると....

    私には、実に、不思議なんですが、

    両者の、Q出力のspectrumは、殆ど変わらない!

    

    しかし、 簡単な、同じ、Low pass filterを通すと

    両者の違いが、はっつきりと、現れます。

    

    これは、何故? なんでやのん?......

    FFTでは、縦波は、表現でけんちゅう訳か....

    以上から

    FPGA内での操作は、先ず、フィルタ操作からするのが、よさそうですね......

    入力を素通りさせたら、1次ΔΣでも、3次ΔΣ回路でも、変わらん結果でますさかい

    がっかり、されませんように。

        

H.22.1.30