ΔΣADCの原理 その9 アナログの部分は、これで終わろうかな
FPGA内部で生成した1bitの2信号、1MHzと900KHzの積
1.アナログの部分は終了か
前節で、バンドパスΔΣ-ADCを調べました。
これで、アナログの部分を終了しようかなと、思います。
何故なら
lowpass ΔΣの場合と同じと思って、やみ雲に、カスケード接続しても、
bandpass ΔΣでは、その効果が見えません。
そらまあ、
何故 lowpassΔΣでは、カスケード接続で効果が出るかを、知らないと、bandpass型に応用できませんね。
この辺りは、「CMOSアナログ回路入門 谷口先生 CQ出版社」 p.277 「第16章ΔΣ変調器」に、詳しく書いて下さっています。
bandpass型の原理も、この本で教わりました、御礼。
2.ところで、1bit信号同士の積ができるの?
表題の図は、FPGA内部で生成した1bitの
2信号、1MHzと0.9MHzの積で、そのQ出力を見たものです。
このためのFPGA用のプログラムは、既に作ってあります。
アナログ部分で、1bitで、信号が取り込めたと仮定して
FPGA内部で、1bit信号同士の積を求めたものです。
1MHz辺りの1bit信号の積では、出力があるのですが
7MHzと、7.1MHzの1bit信号同士の積では、出力がありません、アレレッ?
ちょっと、悩みました.....はて?
で、気が付きました。
そうか....1bit同士の2信号の積を取る時、
ノイズではなくて、元信号のみを増幅するために、移動平均フィルタを通していました。
つまり、移動平均を採る事は、LPFの一種やから、7MHzの信号は、つぶされてしまってたんやと。
何のこっちゃ、そうやったんか....
ΔΣ変調の部屋 参照の事。(とても解りやすく書いて下さいまして、ありがとうございます。 m(__)m
)
移動平均をとるのでは無くて、1bit信号同士の積の時にも
bandpassフィルタを通せば、いいのでは、ないのかなア.......
3.bandpass型でも、カスケード接続は、意味がある
ですので、是非ともカスケード接続したいところです。
私の力では、
アナログ部分でカスケード接続できなかったけんど、(あきらめた訳ではない)
アナログ信号を、1bitディジタル信号にできたんやったら
以降は、ディジタルで処理したら、カスケード接続と同じ効果が出るんとちゃうやろか.....
ぼやきみたいで、すまソ。
H.22.3.16