面実装超入門
1.矢尽き刀折れ....
最終的には、SSOPパッケージのAD9851を、はんだ付けできました....
しかし、犠牲は、大きかったです。
何回も、やり直したので、13,14番ピンは、折れ、28番ピンは、基板のランドが、剥がれてしまいました。
幸いな事に、これらのピンは、今回は、使用しないピンでした。
後閑様のwebによるご指導がなければ、面実装は、不可能で、ございました。
非常に有益なページを、お書きいただいた後閑様に、心から、御礼申し上げます m(__)m
2.どんな点が、有難かったか
「ポイントはフラックスの使い方」
私は、今まで、「フラックスは、乾燥してから、はんだ付けするもの」と、思っておりました。
面実装部品を、はんだ付けする時は、違うのです。
フラックスを塗って、直ぐに、はんだ付けするのです。
そうしないと、はんだが「すっと流れる」現象を、観察する事が、できません。
だぶだぶの状態でも、ええんちゃう、と、言う位に、です。
フラックス:プリント基板用フラックス(無洗浄RMAタイプ)goot BS-75B
プリント基板用フラックス洗浄剤goot BS-R20B
付属のハケで、塗るタイプです。
後閑様に、このような、商品の存在を、お教え頂かなければ、面実装は、不可能でした。
再び、御礼申し上げます。
結局、レーザープリンタで、原版作成、インクジェット用OHPシート、買わんかった、まだ、レーザープリンタ用OHPシート、残っとるから。
エッチング後の、プリント基板(細い所は、0.3mm幅)
その他、自分なりに、考えた事は
「面実装部品は、しっかり固定してしまう」
私は、不器用なので、片手で、部品を押さえ、右手で、はんだ付けを、さっと、済ます事が、できません。
ピンが折れた時は、真っ青になりました。
「3,200円で、仕入れた部品が、パーになる.....」 許せん....
それで、腹を決めました。
「基板と、高価な部品が、パーになるなら、自分なりのやり方で、討ち死にしょう。」 (えらい、たいそうな事に....)
大まかな位置を確認して、アロンアルファで、完全固定しました。
ピンの細かい位置合わせは、細いカッターナイフで、調整しました。
「はんだこては、15Wが、ぴったし、かんかん」
わたしは、はんだこては、20Wのものを新調しましたが、
使ってみますと、温度が高くなりすぎて、0.6mm幅の、
はんだが、玉のように、まるくなって、こて先に、乗らないのです。
手持ちで、15Wになるもので、試してみましたら、うまく、はんだが、こて先に乗るのです!
「しもたっ! 15Wのはんだこてを、買うべきだった....」
後悔先に立たず。 結局、20Wのこてで、済ませました。
15Wのはんだこてなら、きっとスムースに行ったことでしょう....買おうかな...終わってしもうたけど....
ヘッドへ装着するルーペ(2.5倍)と、基板固定台のルーペ、の、2つを同時に、使いました。
3.反省点
Eagleによる、boardの製作も、終わり、最終的な点検をしましたら、不具合が...
AD9851のPDFを見ると、評価ボードの部品配置が、書いてありました。
私は
DACBP 無接続 (英文のPDFでは、NCなので、やっぱり NCにしました。英文のほうが、新しいはずや。
10mF では、おかしいと思ってた。)
VINP VINN グランドへ落とす
と、しておりましたが、このPDFを見て、PDFと、同じように配置しようと、思いました。
しかし、出来上がったboardには、抵抗等、配置、及び、配線のスペースが、もう、ないのです....
結局、step1から、全部、やり直しました....とほほ、涙。
やり直し前 最終版
テレビの、アコムさん、だったかの宣伝では、ないですが
「ご利用は、計画的に 」....
はい、仰る通りで、ございます、お代官さま.....zzz
AD9851の、導通チェック、端子間の非接触は、確認しましたが
ソフトも、全く手を付けてないし、動くか、どうか、解りませんが
兎に角、面実装の装着は、終わりました....やれやれ... (^_~;;
H.17.10.29