製作したヒルベルト変換器は、次数=80でした。
このために、大切な事を、見落としていました...
もっと、次数を低くして、、次数=4で、設計してみました。
(C言語によるディジタル信号処理入門 CQ出版社 三上直樹先生製作のfir作成プログラム)
なのです。
こう言う並びを、奇対称と言うのだそうです。
これが、ヒルベルト変換器の原理です。
「...奇対称の場合は、元の入力信号から90度移相してしまいます。いわゆるヒルベルト変換フィルタです...」
(DSP処理のノウハウ CQ出版社 西村芳一OM p.40)
そうか! そうやったんか...
前節での計算より
伝達関数 は
ですね。
そして、 ヒルベルト変換器の場合の、係数の関係は、奇対称ですので
ですから、伝達関数は
ここで
ですので、この関係を、上式に代入いたしますと
そして、振幅 A
ですので
結局、伝達関数は
と、なり、
位相は、[90度+遅延時間分]だけ、遅れることになります。
従いまして、入力信号は、位相が /2 だけ変化いたします、 (^_^v
2KHz入力(振幅をスケーリングして、合わせました。)
スケーリングする時、整数の掛け算、割り算にすると、大して、スピードが落ちないです。
ヤフーオークションで、低周波発振器(中古 3,200円にて)、購入致しました。
周波数を可変しても、位相の差が、90度で一定である事を、確認したかったのです。 (^_^)
ふー、助かった、なんとか。
西村OM、誠に有難う御座いました。 m(__)m
H.16.1.26
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