高次サンプリングを、もっと調べてみる

1.高次サンプリングを調べる為に、DDS SGキットを組み立てる

 

中段が、今回のDDS−SG。アッテネータを付けた。

 

このDDSーSGは、ウェーブ電子

DDSダイレクトシンセサイザー キット < 高性能タイプ WH-001HG > と、言うものです。

 

PICのプログラムも、既に書き込み済みなので、わたしゃ、組み立てただけです。

(ケースの穴あけって、苦手なんです。LEDの位置が、大きく狂ってます...(T_T) )

 

 1-2 美佳ちゃん、登場 !

 

    私の、小さな職場に、美佳ちゃんと言う、電気に、かなり詳しい女の子が、偶然いますが

 

その子に、

 

「スイッチに付属の、菊座(と言う名前らしい)の金具は、表に出すものでは、ない!」

と、指摘され、ギャフン。

 

「おのれ! 吉良上野介!」 と、思ったのだが

実は、誰にも、その事を、教わったことが、なかった...

 

 

電気にも、作法が、あるんですね...とんと、疎いもので..

美佳ちゃん、よろしく、礼儀作法、ご指導の程お願い申し上げます。

 

アッテネータは、「トロイダル.コア活用百科」p.387に掲載の、スナップスイッチに抵抗を取り付けたものです。

スイッチ類が、多くて、大きなケースが必要でした。

 

中は、ガラガラ...、ハイ。

MATH

 

SGとしての性能は、満足がゆくものです。

600Hz〜10MHz位まで、0.1dBの範囲内に入っています。(実測によると。)

DDSの出力は、フィルタ類を通さず、そのまま出力しています。

MATH

MATH

MATH

MATH

 

私は、今ん所、この、DDS-SGに、充分満足しています。

 

GPSにロックさせた周波数標準器も、持ってるのですが、今は、稼動させていません。

 

ただ、SH7047Fのサンプリング周波数を、局発の周波数に合わせるのは、困難と判断いたしましたので

逆に、局発の方を、正確に可変する事にしました。

そのために、DDSによるオシレータが、必要だったのです。

 

2.DDS出力を、AD変換器に入力するために

 

DDS出力は、2V近くありますので、今は、増幅する必要がありません。

それと、AD変換器に入力する時に、電源電圧5Vの中点2.5Vが、バイアスとして

必要なので、2SC1815のエミッタフォロワとしました。

dsp46__14.gif

 

設計の手順は、

「定本 トランジスタ回路の設計 鈴木雅臣著 CQ出版社」が、非常に詳しいです。

 

設計の要旨は

エミッタ抵抗は1K$\Omega $とする。

ここの直流電位を、2.5Vにする。

$\beta =300$として、エミッタ抵抗の入力インピーダンスに及ぼす影響は、

MATH

 

だから、R1//R2//$R_{in}$で計算。(実際は、Circuit Viewerでシミュレートする)。

 

ベース電流はMATHだから、バイアス電流は、これの10倍以上にする。

 

後になって解った事なのですが

 

AD変換器への、直流的なバイアスは、3.5V位でないと、

firフィルタを通した時、波形が、正しく再現されないのです。

何で、3.5Vなのかは不明ですが

このバイアスの時

firフィルタを通しても、1.5Vp-pの正弦波でも、正しく再現されます。

従って、直流的なバイアスは、3.5Vに訂正いたします。

 

SH7047F用の基板を大きく作ったので、

このエミッタフォロワを設置する場所があった、よかった!

 

MATH

 

抵抗3本と、Tr1個なので、助かった。

これで、AD0への入力は2系統になりました。

 

3.高次サンプリングの結果

 

MATH

MATH

MATH

 

高次のサンプリングであるのに関わらず、入出力電圧の大きさは、同じ!

 

MATH

 

次に、473KHzを入力してみる。

MATH

MATH

MATH

 

473KHzに於いても、入出力電圧は、同じ!

 

これは、使えそうな気がしてきました...

 

H.16.4.15

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