申し訳ない事ですが、前節での、この関係の記述は、真っ赤なウソです、又、大恥を斯きました 、汗 m(__)m
以下は、大間違いでした...
「所で、V(out)の計算値は -9dBです。
では、ここでの電力は、何dBでしょうか?
やはり、-9dBになります。
何故なら、
-9dB=20log V(out)/1=20log V(out)
一方
ここでの電力値は
10log V(out) ^2=20log V(out)=-9dB (AC入力は 1Vで、負荷は50Ωで、一定だからです。)
これが正しいとすれば、
上の抵抗R3の所の電力値は、 やはり、 マイナス3dB が、正しいことになります。」
「所で、V(out)の計算値は -9dBです。」
ここは、宜しいです。
「一方
ここでの電力値は
10log V(out) ^2=20log V(out)=-9dB (AC入力は 1Vで、負荷は50Ωで、一定だからです。)」
電力は、絶対値で計算しているのですから、R=50は、省略できません。
正しくは
「一方
ここでの電力値は
一方、上の抵抗の所での電力は
同様に
と、全然、関係無い数値になります、トホホ、ゴメンナチャイ。
所で、ノイズ解析に出てくるゲイン(電力の比較の真数)は、入力に対してのゲインなので
AC=1で、あろうが、AC=2で、あろうが、変わりません。
相対値なのです。
ですので、AC=1,2,3と3つの条件で、グラフを描いてみましたが
3つのグラフは、重なって1つに見えます。
私は、計算できないのですが、
SwitcherCad3では、ノイズ計算の所で、ゲイン(真数ですが)が、グラフ表示できます。
これのシミュレーションの結果を述べます。
まず、AC解析で、電圧V(out)を計測いたします。
この結果によりますと、OUTの所での電圧ゲインは 40dBです。
次に、電力のゲインを調べます。
これは、ノイズ解析の時に、ゲインの項目があります。
ゲインは真数ですので、これのdBを計算してもらいました。電力ゲインは 約20dB。
実測は、ネットアナを使いますので、
回路の下の抵抗のOUT2の所を計測します。
ですので、ここも計算しておきます。
ここ、VOUT2でのゲインは 約10dBになります。
従って、ネットアナでの実測で、10dBと出れば、
上の抵抗の、VOUTの所での電力ゲインは、それより10dB上になりますね。
どうして、負荷の全抵抗値が500かと、言いますと
次のミキサー段のIC(SN16913予定)の、入力インピーダンスが、実測によると、それ位なのです。
予定ですので、変えるかもしれません。
注意する所は、
spiceではAC解析の時、AC電圧=1にとります。(こうすると、電圧ゲインが直読できるからです。)
しかし、実測では、過大な入力をすると、アンプが飽和してしまい、
見かけ上、Qが落ちたような結果になります。
例えば、ネットアナの出力を0dBmとして、計測いたしますと
次の図のようになります。
これは、アンプの飽和に起因すると思われます。
次に、アッテネータを挿入して、
ネットアナからの入力を-20dBmにいたします。
これで、正しく計測されました。
ネットアナからの入力がー20dBmで、下の抵抗のVOUT2で、出力がー10dBm。
ここでのゲインが10dBmありますから、負荷抵抗500全体では
それより10dB上の、0dBmの出力となります。(負荷500で)
spiceで設計した計算値と、大体一致いたしました、すごいなあー spiceは。
増幅器前段のフィルタでしょうか?
それとも、増幅器自体でしょうか?
それを調べるために、増幅器をフィルタと切り離してみました。
共振回路のCは、要調整でした。 |
増幅器自体で、低いNFが達成されていることが、確認できました。
この回路でのAC解析は
この程度のQで、
7MHz台では、2SC1815でも、充分実用になるレベルである事を確認できました、うれしいなあ、 ♪♪。
[ この程度のQになる理由は、
コレクタでの共振回路の並列負荷が500と、低いからです。
負荷が、もっと軽かったら、鋭いQになるはずです。]
ノイス解析で、NFの項目は、ありません。
しかし、SwitcherCad3のexamples educationalのところにNFの例が載っているのです。
このNoiseFigure.ascを開きますと
ここに書いてある Func NF(R)を PlotSettingsにコピーしてやれば、よいのです。
このfunctionは
入力換算電圧を2乗して、抵抗値で割ってあります。
kはボルツマン常数です。
Rは、入力でのインピーダンスです。
これをPlotSettinngsにコピーするのです。
所が、最初、このPlotSettingが、どこにあるのか解らず、難儀しました hi。
回路を書いた後、まず、グラフを描くのです。
そして、フォーカスが回路図にある時、PlotSettingsはみつかりません。
そこで、描いたグラフにフォーカスを移す(具体的には、グラフのウィンドウをクリックする)と
PlotSettingsのメニューが表示されます、ああ、しんど....
要するに、通常通り、コレクタに共振回路を置いてやれば(高いQでなくても)
2SC1815でも、いいNFを得る事が解り、ええ気分です....
しかし、今回の2階建ては、失敗です。
ピンはヘッダーピンを使用、これは、いいのですが
受け手のレセクタプルは、ICのソケットを割りましたが
これが、いけません。
接触が悪いのです。グラグラします。
やはり、ヘッダーピンには、ヘッダーピン用のレセクタプルか?
H.16.7.5
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