FETソースフォロアでプローブ 番外編

 

1.ゲートソース間電圧が、キーポイントや

   もう一度、FETの基本回路の特性を見ると

   どうも、Vgs>=0あたりが、直線性が、いいように見えてしかたがない...

いままでは、Vgs<0(0.2V位)に採っていましたが、

思い切って、Vgs=0付近に採ってみました。(どこが、思い切ってやねん...、解らんかっただけ... (^_^;;     )

やっぱ、この方が、

「高調波が、気になってしかたがない私」には、魅力です。

しかし、ネットアナ(HP8712ET)で、特性を採ると、

やはり、以前より、暴れておりました。

ですので、

高調波に関係ない測定をする時は、以前のように Vgs<0に、した方が、特性が素直ですね。(下図)

どっちも、ええとこ取りできれば、ええのにな...

2.実際に高調波を測ってみる。

SGとスペアナを直結

 

SGに負荷50Ωを抱かせて、T字分岐し、FETでプローブ

 

違うSGと、スペアナを直結

 

そのSGに、負荷50Ωを抱かせてT字分岐し、FETでプローブ

ちょっと、違うけど、以前より、随分と、よくなった。

 

次に、どのレベル位から、歪むのか、調べてみました。

SGの出力が、126dBμまでなので、ここまでしか、調べられませんでした。

うーむ、FETプローブ読み取り値、5.05dBmでも、かなり直線性は、保たれています、ムムム...

高調波測定が、ましな、ゼロバイアスのFETプローブの方が、よい気がします。

2SK241のGRランクだったら、もっと、ソース電流が採れて、いい結果になると思いますが

持ってませんねん...

Yランクばっかし、買ってしまった、しもたわ、失敗した!

(某....ハウスで聞くと、1個、百数十円と言われて、単品で買う気が失せた...)

 

次回は、「等価回路」を、予定しています。

回り道ばっかりで、すみません。

 

H.16.11.18