結局、Fourier変換は

1.フーリエ変換の意味

$\vspace{1pt}$

MATH

「関数f(t)と$e^{-jwt}$をかけて積分すると、二つの関数が似ていれば絶対値が

大きな値、似ていなければ小さな値をとりますので、二つの関数の類似の

程度を調べることであると言えます。したがって角速度wで回転する関数$e^{-jwt}$

にどれだけf(t)が似ているか、言いかえれば、f(t)にwで回転する成分が

どれだけ含まれているかを評価する評価関数であると言えます。

また、wが負の値に関しては、定義された方向と逆方向の回転と考えれば

むりなく意味づけできます。...」

(「やさしいフーリエ変換松尾博先生森北出版p.5」)

うーむ、そう言うことなんですか...意味深い...

2.フーリエ変換とラプラス変換、z変換の比較

ラプラス変換

MATH

フーリエ変換

MATH

「...ここでラプラス変換の$e^{-st}$$e^{-jwt}$を複素平面で描けば図13-1のようになります。

したがって、ラプラス変換は渦との内積をとることであり、フーリエ変換は、円との

内積をとることです。以上の理由から、"フーリエ変換は変換されたF(w)"は

周波数としての意味をもちますが、"ラプラス変換されたF(s)"は物理的な意味を

もちません。

これを確かめるために...」

(「工学のためのフーリエ変換松尾博先生森北出版p.100」)

やはり、明快にして、含蓄ある、お言葉ですね...

是非、皆様もご一読下さい...

3.ここまで来たら...

フーリエ変換の意味も、少しだけ、解ってきました。

次は、DFT(Discrete Fourier Transform)、FFT(Fast Fourier Transform)も

そう、遠くはありませんよね。

でも、取り敢えず、お仕舞にして

以前作りかけた、受信機に、戻ってみたいと思います。

中間周波増幅を、まだ、作ってなかったし。

前述しましたように、ハードディスクが壊れましたので

自分のホームページを辿って行きます。

もう、大分、忘れとるねんわ....(^_^;;

4.以前作ったFETプローブ、なかなか、いけます

116. FETソースフォロアでプローブ(番外編)で、作りましたプローブ

なかなか、いけます。

SH7047Fを使って、作ったサイン波(漸化式方式)を観測して見ましたら

MATH

MATH

60dBの差を、拾えてますよね。

この底は、このスペアナの、この周波数に於ける、ほぼ、ノイズフロアです。

比較として

オシロ用の10:1プローブ1MΩ入力端子に繋いだスペアナ(TR4171)での観測

MATH

殆ど、特性が、変わりませんね、うれしいな。

このFETプローブを使うには、注意点がありまして

「必ず、アッテネータを入れる(例え、1dBmの減衰であっても)」

です。

MATH

この事を忘れて、直結しますと、無負荷で観測することに、なりますから

悲惨です、この通り。

MATH

よけいな、周波数成分が目立ってきています。

H17.3.11