2FET中間周波増幅器(AGC付)のまとめ

1.最終の形は?

MATH

骨子は

2段目にAGCは、掛けない。

2段目のゲートの抵抗は、43KΩに低減。

です。

目的は、

2次、3次の高調波を低減するため

です。

何故なら、

この後の段で、プロダクト検波、ないし、ダイオードで検波するなら

基本波に影響を及ぼす、ミックスは避けたいから

です。

確か、

$2f_{1}-3f_{2}$

等の成分が、基本波に近くなって、除去し難いことがあるから

と、思います。

AGCで、Sメータを振らせることが、できなくなってしまうのですが....どうしょう?

とにかく、結果です。

2.各ユニットを接続する

高周波増幅段は、20dBのゲインがあると、して、省略しました。

ミキサー+フィルタユニットと、中間周波増幅器のユニットの、合体です。

MATH

$\vspace{1pt}$

まず、中間周波増幅器のみ、の、特性は、図の黄色の線に、なりました。

MATH

AGC有(2.2KΩ)と、大差ありませんが、歪は、大きく改善されます。

$\vspace{1pt}$

ゲインが落ちますので、

S9相当中間周波入力では、AGCの効きは、少しです。

MATH

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$\vspace{1pt}$

$\vspace{1pt}$

3.歪は、どれ位改善されたのか?

MATH

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$\vspace{1pt}$出力は、かなり、減りましたが、歪は、大きく改善されました。

こっちのほうが、ええような気がします。

MATH

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MATH

$\vspace{1pt}$

S9-30dB相当入力(S0か?)でも、ノイズレベルとは、約10dBの開きが、ありました、聞こえるかな?

4.大事な事を、忘れとった...

今の場合、

ダイレクトコンバージョン受信機と、同じように、

7013KHzと、7007KHzのシグナルが

局発が7010KHzならば、同じように、3KHzの差として、聞こえて

区別出来ないことに、気づきましたわ....

これを解決するには、

片方のシグナルを切り落とす、鋭いフィルターが必要になりますよね。

ところが、

鋭いフィルターは、確か、群遅延が問題になったはずです。

それを避けるために、ディジタルを調べ始めたわけなんで....

ここは、

もういっぺん、ディジタルPSNに取り組まねば.....ムムム。

もう、忘れかけてるわ....(^_^;;

そんな訳で、

中間周波増幅器は、取り合えず、お仕舞いに致します。

次回は、どこから、始めましょか......

H.17.4.11