R8C/15で、フィルタータイプSSB、結果詳細

 

1.Q7?Q10?Q14?

   固定小数点の位取りを、いくらにするのが、いいのか?

実験の結果を見て見ますと、Q10が、最もきれいでした。

ですので、以降は、全てQ10での観察です。

前節では、トラジェネを通した時の、フィルターの特性と、SSB生成時の特性が、合っていませんでした。

この差は、何なのか? いまだに不明です。

従いまして、

実際に、SSBを生成する時の特性を、実測しました。

 

2.どんな特性に、なったのか?

設計は、以下のようにしました。西村OMの、御礼申しあげます。

fsを観測して、それを元に、設計してみました。(未完成)

 

色々な周波数の画像を載せておきます。

それから、50dBの差を観測するために、スペアナは5dB/divで、観測いたしました。

センターは、fs/4(4.91KHz)です。

SGの振幅は、入力の最大値である、+-2.5V付近にとって、測定しています。

マイコンの出力は、フィルターを全く通していません。

出力に100KΩを直結して、その電圧を観測しています。(10:1 受動プローブ使用)

    入力電圧は、一定で、最大入力電圧 +-2.5V

 

1KHz +-2.5V

    キャリアサプレッションは、50dBを確保。逆サイドバンドサプレッションも同じく50dB以上。(1KHz入力時)

 

2KHz +-2.5V

キャリアサプレッション、サイドバンドサプレション共に50dB確保できているが、よけいな周波数成分が...

 500Hz +-2.5V

30Hz +-2.5V

0.3Hz +-2.5V

 

3.トータルの特性は?

 私が、人間スィーパーになりまして、測定致しました所、以下のようになりました。

数値ラベルを除外致しますと

ちょっと、左右非対称に設計しています。

改良の余地は、大いにあると思います。

が、しかし、

実用になると、思われます..... 私だけが、そう思うんやろか.?...

 

H17.6.13