1石広帯域アンプ(特性等)その1

「トロイダルコア活用百科」応用編第2章「2」広帯域増幅器 p133「第2-1図」

の、RL=450$\Omega $の方を作り、

その特性を調べました。

正確には、430MATHになりました。

1:9の伝送線路的トランスは FB-801 トリファイラ5回巻き(5回巻かないと、400$\Omega $を越えない)

koutai__iki__4.gif

トランジスタは 2SC1815を使用。

Ic=10mAに、ベース電圧で設定。

koutai__iki__5.gif koutai__iki__6.gif

きれいでなくて、ごめんなさい。

右側の写真は、アンプを置いている台ですが、昭和30年代後半販売のアイロンの、入っていた木箱です。

(大昔、アイロンは、木の箱に入れて売っていました。便利です。おおきに!母ちゃん。)

1石アンプの入力インピーダンスの変化です。

koutai__iki__7.gif

インピーダンスの計測は、リターンロスブリッジでリータンロスを測り

換算表からVSWRを得、これで、インピーダンスの、おおよその値を知ることもできます。

(「トロイダルコア活用百科」p.375に製作の仕方書いてあります、

私も作ったが、うまくいかんかった..、失敗)

アンプ単体の、増幅度の周波数変化を測定しました。(入力は-30dBm)

koutai__iki__8.gif
測定は ADVANTEST TR4171

「トロイダルコア活用百科」p135 第2-5図(N=3)と、ほぼ同じになりました。

2信号相互変調歪測定のための信号源について

koutai__iki__9.gif koutai__iki__10.gif

古いSGしか持っていません。

LEADER 3215(0.1~140MHZ)

ANRITSU WG-215(30Hz~950MHz)

表示は dB$\mu $ です。

そんで、dBmとの関係を、ちょっと書きます。

新品のSGは買ったことないので、説明書は読んだことが無い...

dB$\mu $dBmの関係

定義では 0dB$\mu $=1$\mu $V

emfとは開放電圧のこと(負荷を繋がないで測った電圧)

なんで

100dB$\mu $ =20logX

X = 10$^{5}\mu V=$ $0.1V$

信号源インピーダンスが50MATH

ここで、50$\Omega $の負荷を繋ぐと、電圧は、半分の$\dfrac{0.1V}{2}$になります。

この時、負荷50$\Omega $には、次の電力が送り込まれます。

MATH

ですので、負荷が50$\Omega $の時

100dBMATH

と換算すればよい事になります。

上の図は、この関係が成り立つ事を示しています。

じゃあ、50$\Omega $の負荷に

90dB$\mu $だったら、どうなるかと言うと

ー13dBmー10dBm=ー23dBm

となります。

以前、どこかの節で、書いたのですが

(9.ミキサ、SN16913Pのキャリアサプレッション調整等(改)でした)

電圧が10dB 下がれば 電力も 10dB下がる

と、言うことです。

負荷が50$\Omega $の時

100dBMATH

を基準にして、後は電圧差のデシベル表示を引いてやれば

電力も同じだけ、下がると言うことになります。

ほな、負荷が50$\Omega $と違うかったら??

電力が計算できれば、dBmに換算可能。

(その負荷にかかる電圧か、電流が解れば計算できる)

これで、ええと思う(間違いない)んですが、

もし、まちがってたら、どうか、ご指摘下さい、お気軽に。

H15.01.20

This document created by Scientific Notebook 4.1. この文書は次の製品で作成しました Scientific Notebook 4.1.