MAXUPLD入門 その9 最強のビット数は?
10bit address, 20bit dataのromが最強
50MHzクロックの時、1MHz位まで、ノイズが少なく、ノイズシェービングされている事がわかります。
1.何が最強なん?
LE(ロジックエレメント)の消費が少なくて、綺麗なsin波がだせる、romのデータ、アドレスの各ビット数を、最強とします。
上記の図は、romのアドレスが10bit、データが20bitです。
これが、私の実験では、最強の組み合わせでした。
LEの消費は 1220 LE (プログラム全てを含めて)
尚、前回までの実験により、romのデータの値は、目一杯とるのではなくて、その上下限値を90%に抑えています。
以降の実験では、この90%を、全て採用しています。
2.比較してみましょう
まず、アドレス10bitは、変えないで、データのbit数を替えます。
最初に、何回も出てきました、16bit data
明らかに、20bit dataに負ける。
次に、24bit data
20bit data と殆ど変わらないのに、LEの消費が多い -> 負け。 1540 LE
次に、アドレスを11bit (2048個のアドレス)に倍増する。dataは 20bit に設定。
この場合、sin波の1周期を、全てromに収納すると、身の毛もよだつ LEの消費が考えられます。
んで、romデータは、1024個の半周期に留め、残りの半周期は、計算から求めました。
LEの消費は、1600
うーん、少しだけ、いいかも..... 10bit address 20bit dataと比べて(再掲)
そんな訳で、
LEの消費から考えても、 10bit address、20bit data が、最強と判定しました。
3.AD9851と比べて
私の実装した AD9851(片面基盤)と、比べてみました。
MAXUマイクロキットは、fc=140KHz位の1次ローパスフィルタ入り。
AD9851の出力は、ローパスフィルタ無し。
さすが、AD9851 ですね。
しかし、10bit address, 20bit
data のMAXUマイクロキットも健闘しています。
65.5dBC といえば、60dB で1/1000、66dBで
1/2000 ですから、実用になると思います。
2波、乃至、2組のIQ信号も、 出力可能ですし、sweepも、できると思います。
おまけに、LCD表示も、MAXUマイクロキット1個で、同時に制御できると思います。(LCDは、3.3V仕様に改変済み)
周波数設定の保存も、ユーザーフラッシュメモリに格納できると思います。
恐らく、CPUは要らないでしょう........と、夢が膨らみます (^_^;;
我が仕事場の桜は、早くも満開です、春ですね。今宵も一献献上仕りましょう。
H.21.3.20