MAXUPLD入門 その11 1bit信号同士の積は難しいな...
30KHz と
100KHzの1bit信号の積。 元の30KHz成分が消せない...... (-_-;;
1.1bit信号同士の積
やはり、難しいです。
最初は、元の30KHzだけでなく、100KHz成分も、しっかり残っていて、びっくりしました。
恐らく、積の仕方が間違っていると、思います、1週間がんばりましたが....
ΔΣ変調にこだわるのは、よく解らないながらも
そのノイズの少なさと、ロジックエレメントの消費の少なさに、驚いたからです。
それに、音波は縦波であり、1bit信号は、この縦波を表現してくれるからです。
ニューロンの回路も、まさに、このΔΣ変調と、同じなのだそうです。
http://www.jstage.jst.go.jp/article/jnns/15/1/39/_pdf/-char/ja/ 貴重な資料を公開くださって、ありがとうございます。
verilogHDLの記述は、こう、しました。 どこか、間違っている....しかし、まだ、.わからん、ブツブツ。
ひょっとして、32tapsの移動平均による遅延が問題なのかも....そんな気がしてきました。
わずか、1個の遅延器による移動平均を加えるだけで、100KHz成分が減少しました故。
multiplied_sig
が、1bit信号同士の積です。それらしいのですが.......
比較の為、20bit同士の信号(30KHz & 100KHz)を直接、掛けて、40bitの信号を得ました。
その40bitの積の結果を、PDMで、1bitに変換して、観察しました。
ご覧のように、20bit同士の積の後、PDMにて1bit信号に変換後に出力しても、
ノイズレベルは、1bit信号同士の積に、到底、かないません。
それから、1bit信号同士を、直接掛けると、どうなるか? やってみました。
どうも、いけませんね......
2.これは、凄い!
これとは、「トランジスタの料理法 第11章 ΔΣ型A-Dコンバータを作る 柴田先生 CQ出版」 です。
特に、「11-4 バンドパスΔΣ型A-Dコンバータ p.182〜」です。
これは、ある中間周波数での、限られた帯域で高解像度にA-D変換を行うコンバータです、素晴らしいですね。
「中間周波数付近で高解像度の変換を行います。....
すると、低周波ではなく中間周波数のみで高解像度の変換を行うA-Dコンバータを作ることができます。...」(同書 p.183)
柴田先生のシミュレーションでは、トランジスタ化された、 25MHz +- 500KHzのバンドパスΔΣ型A-Dコンバータを、試しておられます。
日本で考案されたΔΣ変調とか、バンドパスΔΣ型A-Dコンバータ等.....凄いですね。
この国は、凄いで.....ちょっと、うれしい。
H.21.4.2