直線たたみ込みと、巡回たたみ込みを、もう一度調べましょう


 1. 何のために?

          Overlap-save法を、理解するためです
          まず、直線たたみ込みを調べましょう。
         convolution(たたみ込み)を、筆算で、求めてみましょう。

          さて、入力として、x{ 1 2 3 }が、入ってきました。インパルス応答は、 h{ 1 -1 }と、します。
                     
                     今、時間は 0秒です。

         この図ですと、
たたみ込みとは、Y軸上に並ぶ要素同士を、掛け算して、その結果を、足し合わせる事です。

 

          次に、1秒が経過したら、どうなるのでしょう?

 

         更に、1秒経過して、2秒に、なりました。

          

         次、3秒目です。

 

      これ以降は、掛け算するものが、もう、ありません。
      したがって、出力も、以降は、ありませんね。

             「これで、たたみ込みって、終わり?」.... そうなんです。これだけですねんわ。

      よかったら、「絶対わかる!「たたみ込み」も、見てくださいね、実は、私も、たたみ込みを、忘れかけていましたので、見ましてん  (^_^;;
      
      このconvolutionを、Octaveで、やってみますと

 

       同じ結果が出ますね。 入力の次数をNインパルス応答の次数をh と、すると、
       
       convolutionの結果の次数は、 N+h-1 に、なりますね。
 
 2. ほな、巡回たたみ込みは?
       巡回たたみ込みをする場合、 入力は巡回している(周期性がある)事を、前提にしています。
      そやから、ややこしい事に、なるんですわ...

      しかし、2秒目までは、先ほどの、直線たたみ込みと、結果は、同じですが
     
      3秒目から、違ってきます。


             
      DFTを使うときは、この入力信号の周期性を前提としていますから、巡回たたみ込みになります。
  
      しかし、「巡回たたみ込みの中に、直線たたみ込みに一致するものがある」
      「それでは、周期性をもたない信号を、巡回たたみ込みする場合、その結果を直線たたみ込みと完全に一致させるような
       手法はないのであろうか ? 」 ( シミュレーションで学ぶディジタル信号処理   尾知 博先生 CQ出版  p.48)
  
             その手法を、尾知先生が、御著書にて、解説して下さっているのですよ。

      (p.s. 「これなら分かる応用数学教室 金谷健一先生 共立出版 」仕入れました....最高に よい本です。
         私も、学生時代に、こんな素晴らしい御著書に、めぐり会いたかったわ.... )

    画面構成が、おかしくなってきましたので、終わります。

    次回を、お楽しみに。

    H19.1.20 ( 20070120 )